外壁には“ひび割れ”ができることがありますがが、かなり目立つひび割れでない限り、「大丈夫だろう」と補修を急がない方も多いようです。

しかし、今の時点では大丈夫でも、放置してしまったひび割れが原因で建物に大きな被害が出てしまうこともあります。

今回は、外壁のひび割れで起こった恐怖の実例とともに、外壁のひび割れを放置することのリスクについて詳しくお話していきます。

実例をご紹介！外壁ひび割れが起こした恐怖とは…？

過去にあった外壁ひび割れの実例をご紹介します。

築10年くらいの住宅の外壁に発見した“ひび割れ”。築年数から考えてもまだそれほど古くないこともあり、外壁塗装ではなく、ひび割れ箇所に自分でコーキングを施していたそうです。

ただ、DIYで行ったコーキングも剥離が起こったため、外壁を剥がして外壁塗装をすることをご決断されたとのこと。そこで、いざ外壁を外してビックリしたのが、内部のひどい状態でした。

ご自分でコーキングをしたり、ひび割れのチェックをしていたりしていたにもかかわらず、なんと内部では木材が腐っているうえ、シロアリも発生していたのです。

このケースでは、住人の方が窓枠を取り外して大がかりなリフォームをされるとご決断。いったん仮住まいをしていただき、全体的に直すことになりました。

外観はとても綺麗で、小さなひび割れにはなかなか気づきにくいですが、こまめなチェックやメンテナンスの重要性を感じさせる事例でした。

ひび割れには種類がある

ひび割れとはいっても、いくつかの種類があります。

ヘアークラック

幅が0.3㎜以下と、まるで髪の毛のように軽微なひび割れを「ヘアークラック」と言います。

ひびが比較的浅めのため緊急性は低く、少し様子を見ても大丈夫でしょう。しかし、いずれひび割れが進行するので、外壁塗装を検討することをおすすめします。

乾燥クラック

モルタル外壁など表面に塗った塗料が乾燥するときに起こる、表層のひび割れです。ひび割れは深くなく、急いで補修する必要はありません。ただ、ヘアークラックと見分けが難しく、専門業者に見てもらうと安心です。

構造クラック

建物の劣化や、地震などによって、外壁材にひび割れが起こるのが構造クラックです。構造クラックは、幅も深さもあり、雨水の浸入リスクが高い状態です。建物にも影響が出ている可能性もあるため、早めに専門業者に点検してもらうことが大事です。

開口クラック

窓枠など“開口部”の周りに発生するひび割れです。窓や扉は雨が伝わりやすい箇所で、ひび割れがそのままだと雨が入り込むことがあります。ここにできたひび割れは、幅や深さなどが浅くても、これ以上劣化が起こらないような対処も必要です。早急に点検してもらうことをおすすめします。

外壁のひび割れの放置はNG

前述の事例のように、外壁が一見綺麗だと「少しくらいのひび割れなら様子を見よう」と思う方もいるかもしれません。それにDIYが得意な方なら、軽度のひび割れはご自身で対応しようと考えることもあるでしょう。

しかし、「外壁ひび割れの放置」と「自己判断でDIYすること」はおすすめできません。

お伝えしたように、ひび割れには種類があって、補修の緊急性も異なります。建物の構造に関わるひび割れもあるため、専門的な観点で点検・補修することが大事です。

ご自身でひび割れを補修するときは、あくまでも応急処置と考えておかなければなりません。コーキングのやり方が不十分だと水が浸入することもあります。外見は綺麗でも、内部で劣化していることもあるので、できるだけ早めに専門業者に点検を依頼しましょう。

山梨のミスターデイクでは、外壁のひび割れのご相談をお受けしています。ひび割れは一見して分かりにくいものです。全体的な点検なら、私どもにお任せください。

まとめ

今回お伝えした実例のように、外観が綺麗な築10年頃でも外壁にひび割れが見られることがあります。ひび割れが進行している場合、目に見える部分以外にも傷みが生じているかもしれません。ひどければ内部の腐りやシロアリ被害のケースもあるため注意が必要です。

自分でもときどき外壁をチェックのうえ、「ひび割れのようなものを見かけた」など気になる点はプロにお任せください。

少しくらいのひび割れだと様子見をしがちですが、放置しているうちに内部まで影響が出ている可能性もあります。

山梨のミスターデイクでは、

「このひび割れはヘアークラックなの…？それとも乾燥クラック？」

「応急処置をしたけれど、プロにしっかり点検してほしい」

「かなり大きなひび割れだけど雨漏りが心配」

などひび割れに関するお悩みを解決いたします。