故障！？の前にここをチェック！
皆さんこんにちは！
今回も給湯器のお話です！
今回は実際にお問い合わせ頂いた事例を御紹介します。皆様も是非覚えて下さいね！
給湯器からの漏水？
ある日、2021年に佐藤が担当させて頂いてエコキュートの取替工事を行ったお客様から「エコキュートの周りが水浸しになっている」との連絡を頂きました。その際にヒアリングで確認した所、
①お湯は普通に使えている
②エラーコード等は表示されていない
③日中は漏れている様子はない。明け方に見ると給湯器周りが濡れている。
という状況である事を確認出来ました。
ここから予測できる事態として、
①エコキュート本体の排水管が何らかの影響で外れた
②エコキュートとヒートポンプの接続管が何らかの影響で外れた
③ヒートポンプ内部の蒸気が冷気で凍結した
の3つが予測されます。
では、実際に調査を行った際の写真を見ながら確認していきましょう！
現場調査
先ずはエコキュート内部からの漏水が無いか確認を行います。
↑実際に水漏れ（？）が発生していると相談を頂いた給湯器の写真です。給湯器の下が濡れているのがお分かりになりますか？
↑フロントカバーを外してみます。内部で漏水が発生している場合はあちこちが濡れているのですが目視では確認できませんでした。
↑特に漏水が発生し易い減圧弁も問題ありません。
※本体・取扱説明書にメンテナンス方法が明記されていますので、年に３～４回はここをメンテナンスして下さいね！
↑基板も確認します。メーカーによって仕様は異なりますが、こちらにエコキュートには「漏水検知」という表示があります。内部で漏水が発生している場合にはこちらのランプが点灯していますが、写真の通りランプは付いていないので、本体内部からの漏水では無いと判断できます。
↑次に脚部を確認します。給水、排水管共に緩みや漏れは確認出来ませんでした。
この時点で、給湯器本体や給排水管からの漏水では無いと判断出来ました。
次にヒートポンプの確認を行います。
↑ヒートポンプまわりの確認を行いましたが、接続管の緩みや外部損傷はありませんでした。
↑ヒートポンプ下部も問題無し。ドレンホースも外れていません。
調査結果からの判断
一通り調査を行った結果をお客様に報告して、再度ヒアリングを行った結果、
①水漏れを発見したのは最近になってから。
②毎日濡れている訳では無く、特に冷え込んだ翌朝に濡れていることが多い。
という状況も確認出来ました。
ここで、調査結果とヒアリングから、
①ヒートポンプ内でお湯を作る際に発生する蒸気が凍る
②明け方に凍った氷が溶けだす
③氷が解けた後が漏水の様に見えた
といった現象が発生していると判断しました。
エコキュートは深夜にお湯を作る為、「日中に漏水している様子は無い」という説明も当てはまります。又、一般家庭に用いられるエコキュートは約４００ｋｇ以上と非常に重たいのでコンクリート等の土間の上に設置します。その為、地面と違って水が吸収されないので一見するとエコキュートから漏水していると思ってしまうような状態になります。
実は、今回の様なケースは１～２月に良く発生します。デイクにも同じような問い合わせが頻繁に届きます。
「もしかして水漏れ？」と思っても、このブログと同じ条件がいくつも当てはまる場合には少し様子を見ても良いかもしれませんね。
とは言っても、「やっぱり不安・・・」という方もいらっしゃると思います。どうしても気になるという方はお気軽にデイクに御相談下さい！
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