こんにちは。

今回は「ビルトインタイプの食器洗浄機(通称：食洗機／しょくせんき）の“後付け”」について書いてみたいと思います。

ビルトイン

先日お客様より「(ビルトインの)食洗機は後付けが可能かどうか？」とご質問がありました。

ちなみにビルトインには「はめ込み・作り付け・内蔵」といった意味があります。

その名の通りキッチンキャビネット(下の食器戸棚）に内蔵されている（一体となっている）もので確かに（見るからに？！）「後付けなんか出来るのかなぁ～」と疑問がでるのも分かります。

結論から言いますと「条件さえ合えば可能」です。

設置できる条件

ではその“条件”とは一体どのようなものなのか見て行きます。

①キャビネットのサイズ

先程も書きましたがキッチンの下の戸棚（キャビネット)の部分に取り付けます。

よってそのキャビネットが食洗機を取り付けるのに十分な高さと奥行き(サイズ)があるか。

それから当然“幅”も必要です。

その幅の分が戸棚として使えなくなっても良いか否かも考慮しなくてはなりません。

②セクショナルＶＳシステム

二つ目の条件が「セクショナルキッチンではない事」です。

セクショナルキッチンとはものすごく簡単に言うと「システムキッチンではないキッチン」。

システムキッチンとは天板(ワークトップ)が一枚の板(天板なので板と表現します）すなわちコンロ(の周り）～調理台～シンク（の周り）が（キッチンの端から端まで）一体であるもの。

それに対しセクショナルキッチンはコンロ・調理台・シンクが別々の台になっているものでコンロの部分は調理台より低くなっていたりするのが特徴です。

ようするに「システムキッチンであること」が条件とも言えます。

セクショナルキッチンのビルトイン食洗機設置が難しい理由としては「サイズが合わない（上記①の理由→戸棚部分に十分なスペースが無い）」といったことが多いようです。

③賃貸ＶＳ持家

最後はコレ。

当然と言えば当然なのですが「持家であること」が条件です。

勿論賃貸住宅でも可能ですが“一戸建・集合住宅問わず大家さん（や管理会社）に相談（許可をとるなど）しなければなりません。

卓上型

さて条件は整ったという事で次は“取付工事”です。

食洗機は“水（お湯）”と“電気”を使いますので給排水設備の設置や電気工事が必要です。

（なにもないところに）新設するわけですから(すでに設置さてれる）食洗機の交換とは金額面など大きく異なります（そこも検討しなくてはなりません）。

その点ビルトインよりちょっとお手軽なのが「卓上型食洗機」です。

（ちょうどよい場所にコンセントがあれば)分岐水栓工事で設置が可能です。

ただし(お手軽なのは良いのですが）置く場所(スペース)の事やその分調理台などのスペースが狭くなったりとデメリットもでてきます（あと以外に存在感といいますか食洗機の大きさによっては圧迫感があったりします）。

タイミング

ビルトイン食洗機の寿命は「約10年」と言われています（意外に短い？）。

例えばキッチン全体を交換する必要や希望があるのなら、その時期との兼ね合いも考えなければなりません。

タイミング的に食洗機のみの設置(後付け)は先延ばしにしてでも最初から食洗機付きのシステムキッチンに取り替えたほうが良い場合もあるでしょう。

以上「ビルドイン食洗機の後付け」についてでした。

それではまた。

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