季節は秋になっているのに日中はまだ暑い日もありますよね。でも夜になると急に冷え込むことが増えてきました。

こんな昼夜の寒暖差が原因となって体に大きな負担をかける「ヒートショック」という現象が起こることをご存知でしょうか？

ヒートショックは、冬場のお風呂で起こる事故というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実は気温が下がり始める秋から冬にかけた時期も注意が必要なんです。

今回は季節の変わり目に注意したいヒートショックの危険性と、お住まいで見直しておきたい対策について詳しく解説していきます。

ヒートショックとは？

朝に急な冷え込みを感じつつも、日中になったらポカポカ暖かで少し動くと暑いかも…。

でも夜になってきたら冷え込んできたから「寒いから熱いお風呂に入っちゃおう！」

1日のうちでも温度変化が急激に起こり血圧を大きく変動させ、心臓や血管に過度な負担がかかる状態「ヒートショック」と言います。

たとえば、

・暖かいリビングから寒い廊下に出る

・洗面所で洋服を脱いだらぶるっと震える

・さらに寒い浴室内へ

・そして熱いお風呂にドボン…

という行動。

何気なくついついやってしまいがちですが、これって結構危険なことだったりもします。

寒い日には熱いお風呂に入るとホッとしますが、実は血管が急に広がったり縮んだりして血圧は「急上昇or急降下」。

心筋梗塞や脳卒中、さらには失神などの症状を引き起こす危険があるんです…。

お風呂のなかで急に失神すると溺死のリスクもあり、命に関わる深刻な事態となるのは怖いですよね。

誰にでも起こるかもしれないヒートショック

ヒートショックの事故ですが、なんとなく高齢の方に多いイメージがありますよね。

確かに年齢とともに血管が硬くなって血圧の変動が起こりやすいのは事実ですが、若くても油断はできません。

実際、お風呂あがりにフラッと立ちくらみを起こした経験がある方もいるのではないでしょうか。

それに、日頃から体調がよくない人や、高血圧の人も注意が必要です。

ヒートショックは特定の年齢だけの問題ではなく、誰でも起こるかもしれないので気を付けましょう。

浴室だけじゃない！トイレや脱衣所も危険

ヒートショックが起こる場所として頭に浮かぶのは「お風呂」ではないでしょうか。

でも、実はトイレや脱衣所などの意外な場所でも起こります。特に昔ながらのお住まいは、廊下やトイレが寒いことも多いため、ヒートショックのリスクがあるんです。

夜間や早朝などの時間帯はトイレも冷え込んでいます。日常生活の何気ない場面でも、ヒートショックのリスクが潜んでいるなんて怖いですね。

“住まい”を見直してヒートショック対策を

ヒートショックを防ぐために、

・トイレや脱衣所に暖房器具を置く

・入浴前に浴槽のふたを開けておく

といった対策もできます。

でも、これはあくまでも一時的な対策で、根本的な解決とは言えないんです…。

ヒートショックの不安を軽減するには、住まいの断熱性能を高めることが重要です。

例えば、

・内窓を取り付けて窓の断熱性をアップする

・壁や床に断熱材を入れる

といったリフォームは、健康的にも良い効果があると言われているんですよ。

山梨のミスターデイクでも「家族に健康でいてほしい」と、ヒートショック対策で内窓や断熱材のご相談をいただくことが増えてきました。

さらに、床暖房や温水暖房便座、浴室暖房乾燥機などの設備もおすすめです。

部屋ごとの温度差が減ることで、寒暖差のリスクを大きく減らすこともできます。

まとめ

「今まで何ともなかったし自分は大丈夫」と思いがちですが、実際にはニュースにならないだけでヒートショックを起こしている方がたくさんいます。

毎年多くの方が命を落とすほど深刻な問題となっているんです。

特に季節の変わり目には体調も崩しがちなところ、さらに日中＆夜間の寒暖差が体に大きな負担となります。年齢関係なく、油断は禁物です。

もし「うちの家は大丈夫かな？」と少しでも不安を感じたら、それがタイミングかもしれません。家族みんなの健康を守るために、住まいの環境を見直してみませんか？

山梨のミスターデイクでもヒートショック対策のリフォームのご相談をお受けしています。お客様のお住まいのお悩みに合わせて、ぴったりのご提案をいたします。安心で安全な暮らしを一緒に目指しましょう。